2019.03.23 学生生活

平成30年度 千葉敬愛短期大学 卒業証書・学位記授与式を挙行しました。

IMG_2623

2019年3月20日(水) 千葉敬愛短期大学 「体育館」にて
平成30年度千葉敬愛短期大学卒業証書・学位記授与式が挙行されました。

式典では開会の辞、国歌斉唱に続き、学園歌、学生歌斉唱、卒業証書・学位記が明石 要一学長より卒業生に授与され、来賓の皆様より祝辞をいただきました。

その後、学業、課外活動に励んだ学生の各表彰が行われました。160名の卒業生には、学生時代とは違う困難があるかと思いますが、千葉敬愛短期大学での「学び」「絆」で

乗り越えていただき、新たな人生の道を歩む卒業生の皆さんの活躍を教職員一同心よりお祈りしています。


<学長式辞> *全文掲載

式辞

卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
ご来賓の千葉敬愛学園理事長の三弊利夫様、を始め列席の来賓の方々、さらに保護者、教職員、在校生ともに、皆さんのご卒業を心からお祝い申し上げます。本日卒業式を迎え学士号を授与された方は160名です。千葉敬愛短期大学はこれまでに二万弱の卒業生を送り出しています。大半の卒業生が教育と保育の仕事に就かれています。卒業生の評判はよく、千葉に「敬短あり」と言われています。是非皆様もこの後に続き社会に貢献して欲しいものです。お陰様で皆さんの努力のもと今年の就職率は昨年度に続き100%です。よく頑張りました。
 二年間にわたって皆さんの勉学と生活を支え、励まされてこられた保護者の方々に対しても深く敬意を表します。卒業生の皆様、この人生の節目に、お世話になった方々へ素直な感謝の気持ちを伝えていただきたい、と思います。

さて、皆さんは二年前夢と希望を持って本大学に入学したことでしょう。本学の建学の精神は、西郷隆盛の「天を敬い,人を愛す,」です。大学名もこの二文字をとって「敬愛」となっています。日本の大学は地名か時代をつけたものが多いのです。人名や敬愛という固有の言葉での大学は少ないのです。皆さんはユニークで素晴らしい建学の精神を掲げた本大学で学ばれたとこを自負してほしい、と思います。「天を敬い、人を愛す」は私流に解釈すれば、自然の美しさや厳しさを体験し、世間の人々の優しさと心の広さに敬意を払い、人を好きになり、人のために,世のためになる仕事をしましょう、となります。西郷隆盛は、二度の島流しに遭いました。それにも負けず高い志を抱き明治維新を成し遂げました。打たれ強いのです。亡くなった後は神様になられました。南州神社として各地で祀られています。皆さんは,こうした哲学を持った本学で研さんを積まれ、晴れて卒業します。これからは、本学で身に付けた教養と識見を基に、価値ある教育と保育の仕事に情熱を注ぐことを期待します。

伸びしろのある皆さんですが、次の二つは肝に銘じてほしいと思います。
 一つは、人生100年時代が到来しています。健康寿命を延ばす工夫をして欲しいのです。健康寿命とは一言で言えば、病院のお世話にならない体づくりです。今100歳の方は6万7000人もいます。銚子市の人口より多いのです。健康寿命を延ばすには三つのことが大切と言われています。一つは栄養のバランスを考えるのです。食事をしっかりとるのです。二つ目は外に出かけ体を動かすのです。体力づくりに励むのです。三つ目が社会参加をするのです。例えば、ボランテイア活動に出かけ人と交わるのです。朝食をきちんととり、外に出かけ人と交わり、身体を動かし、笑顔を保つ人は、健康寿命が長い、といわれます。

二つ目は人工知能AIと共存して欲しいのです。決して競争してはいけません。競争すればきっと負けます。AIは問いかけた問題の処理は素早くできます。ビッグデータを持っていますからパターン化し、解決法を瞬時に編出します。例えば、長崎のハウステンボスのホテルの接客はロボットがしています。東京都の文京区の図書館での高齢者の読み聞かせはロボットがしています。行動が読み取れる高齢者にはロボットが対応できるのです。ところが、AIが一番弱いのは「問い」を作ることです。何が問題かを発見できないのです。自分で指示できないのです。問題意識を持つことができません。人の心を読み取り、集団の動き制御することは苦手です。教育と保育はロボットができません。幼児は日々に変化します。一人一人がユニークな個性を持っています。ロボットは幼児の行動に対応できないのです。皆さんのほとんどがロボットができないすばらしい仕事に就きます。自負心を持つとともに日々の研鑽を重ねて欲しいものです。と同時に卒業後、どう生きていくかが問われます。これからの人生設計をしっかり描き、キャリアアップして欲しいものです。学び直しが必要になってきます。その時、是非母校を頼ってほしいのです。敬短は皆さんのリカレント教育の準備をし、お待ちします。
これからの人生は順風満帆ではありません。きっと山あり谷ありでしょう。そのときは西郷隆盛の二度の島流しを思い出してください。人生は七転び八起きです。臥薪嘗胆です。そして、「明けない明日はない」のです。終わりに当たり、保護者の皆様にはこの二年間、本学の教育に絶大なるご理解とご協力を頂きましたことに,心から感謝申し上げます。
私たち教職員一同は学生とともに学んできました。前途有為な皆さんとともに同じ学舎で過ごせたことに感謝しつつ、皆さんを送り出すことは喜びに堪えません。
それでは、皆さんの前途が明るく、幸多らんことを祈念して式辞とします。

平成31年3月20日
千葉敬愛短期大学学長   明石要一