平成22年度の卒業生体験記
2011年に卒業した、教師や幼稚園職員を目指して頑張った先輩たちの体験談です。
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千葉県小学校教員
M.S (千葉県立東金高校出身)2011年3月卒業生

入学直後から試験対策は始まっています。
──小学校教員を目指すきっかけは?
母が小学校の教員なので、自然と私も同じ道を歩もうとしていたのかもしれません。何より、子どもの成長をいつも側から見守ることができ、また自らも子どもと一緒に成長できる点がこの職業のすばらしいところですね。
──教員採用試験を突破するポイントは?
入学したらすぐに勉強を始めましょう。一次試験をクリアするには千葉県の過去問を何度も繰り返し解く練習をすることが大事です。繰り返すことで出題傾向が把握でき、対策が立てられるようになります。二次試験の面接は、先生や友人を相手にシミュレーションして指導やアドバイスを受けるのが良いと思います。
──ほかに重要なことは?
採用試験対策として学校で実施している講座は必ず受講してください。勉強時間をやりくりしてでも時間の許す限り出席するようにしましょう。
──どんな先生になりたいですか?
授業を大切にする先生になりたいです。決して独りよがりではなく、子どもたちと一緒に授業を作り上げていくのが私の理想の教師像です。ともにつくることで子ども目線でもわかりやすい内容になりますし、彼らとわかることの喜びを分かち合えると思います。
成田市内幼稚園
K.O(千葉県立佐原白楊高校出身)2011年3月卒業生

子どもを陰から支える縁の下の力持ちでいたいです。
──幼稚園教員を目指すきっかけは中学生の時にあったそうですね?
漠然とした夢のようなものは小学生の時からありましたが、直接的なきっかけは中学2年の時、社会体験学習で私が卒園した幼稚園を訪れたことでした。言葉掛けや援助を通じて子どもたちがのびのびと成長できる環境をつくろうと一生懸命努力されている姿に心打たれました。
──採用試験対策のポイントを教えてください
ピアノや一般教養は短期間で伸びるものではありませんから、やはり日ごろの積み重ねが大事だと思います。面接試験対策としてはあらゆる状況や問答を想定して何度もシミュレーションをこなしました。面接練習に付き合っていただいた先生方には本当に感謝しています。おかげで本番でも落ち着いて自分の考えを表現できました。やはり笑顔を忘れず、自分の良さを素直にアピールするのが面接試験をパスするコツでしょうか。
──自信がなくなったりしたことはありませんか?
こういう時代ですから誰にも不安はあるでしょう。またどんなに勉強を積み重ねていても何かのきっかけで自信を失うことだってあるはずです。そんな時は、なぜ先生になりたいと心に決めたのか、原点に戻って自分を見つめ直すことが必要です。それでも不安をぬぐえないなら、信頼できる学校の仲間や先生方に遠慮なく相談するのが良いと思います。
──Kさんにとって理想の先生像は?
子どもと同じ目線に立ち、発見や感動を共有しながらともに成長できる先生でありたいです。そして何もかも教えようとするのではなく、子どもが自分から何かに興味を抱くきっかけを与えてあげられるような縁の下の力持ちでいたいです。
千葉市公立保育所
H.D(千葉県立袖ケ浦高校出身)

第二のお母さんのような保育士を目指したいです。
──小さな頃から面倒見のよいお姉さんだったとか?
親戚の子どもたちの中で私がいちばん年上だったので、自然とそんなふうに育っていったんだと思います。一緒に遊んだり、あれこれ世話をしてあげたりしているうちに、子どもと接する楽しさをいつしか見出したのかもしれません。だいぶ早くからこの仕事に就きたいと思うようになっていました。
──たくさん問題集を買って試験対策をされたそうですね?
はい。ところが実際解いていくと、どの設問も授業やテストで取り上げられたものばかりだったので、勉強は授業中心でいいというのが実感です。面接試験では正直答えに窮するような質問もされましたが、とにかく笑顔と自分らしさを忘れずに落ち着いて受け答えをして乗り切りました。話す内容もさることながら、実はどう答えられるかが重要だったようです。日頃から自分の考えや意志をはっきり持つことも大切だと思います。
──1年次から就職対策講座を受講していたんですね?
目標に近づくためにはこうした機会も有効に活用したほうがいいと考えていました。また普段から先生方や先輩方のお話を聞くのも就職対策にはプラスになります。ほかにも先生方には面接練習を何度も行っていただきました。
──どんな保育士像が理想ですか?
子どもたちにとって「第二のお母さん」のような存在です。私自身、長女で妹がいますし、しかも小さな頃から同世代の子どもたちにはお姉さんのように頼られていました。だから、私は誰にも甘えられないと気を張っていたように思います。そんな私が心から甘えることができたのは幼稚園の担任をされていた先生でした。まさにお母さんのような存在。私もそんな保育士になりたいです。
市川市・知的障害児施設
M.K(私立千葉敬愛高校出身)2011年3月卒業

面接では素直に自分の気持ちを伝えることが大切です
──実習では当初、子どもたちになじめなかったとか?
私が子どもたちに心を開いていなかったからかもしれません。でも障害や障害児について理解を深めていくうちに私自身が変わっていきました。そうしたら子どもたちも少しずつ笑顔を見せてくれるようになったんです。もっと勉強したい、ぜひこの仕事に就きたいとはっきり意識したのはその時からです。
──採用試験は意外な展開だった?
実は筆記試験があまりよくできませんでした。ところが面接試験では素直に自分の気持ちを出すことができました。やはり、「ここで働きたい」という意志をはっきりアピールできたのが良かったのかもしれません。どうして上手に受け答えができたのかといえば、その施設での実習で子どもたちと触れ合ったことを思い出しながら面接にのぞんだからです。こうした緊張の場面では楽しいことを思い浮かべてリラックスするのもひとつの手です。自然と笑顔がこぼれ、それが好印象につながったんだと思います。
──就職活動にも熱心だったそうですね?
千葉県内には知的障害児施設が少ないんです。だからすべての施設を訪問することにしました。すると施設によって考え方や雰囲気がまるで違っており、私自身がどこで働きたいのかすぐに答えを出すことができました。その上で先生にも、どの施設が私に合っているかご意見をいただきました。主観だけでなく、第三者の見方も参考になると思ったからです。
──子どもたちにとってどんな存在でありたいですか?
落ち着ける場所とでもいいますか。みんなが少しでも笑顔でいられるような存在が理想です。できれば、いつか子どもたちと一緒に演奏会を開きたいと思っています。