お知らせ

令和元年度 卒業証書・学位記授与式

3月20日、令和元年度 卒業証書・学位記授与式を執り行いました。本学では学生の健康第一を考え、 新型コロナウイルス感染防止に配慮をしながら、 卒業生のみの参加で時間を短縮して行いました。

210名の卒業生が本学を巣立っていきました。

 卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

 今年はコロナウイルスの関係でこのような変則的な卒業式になりました。期待に応えられなく申し訳なく思っています。
 本日、卒業式を迎え学士号を授与された方は210名です。 
 千葉敬愛短期大学はこれまでに二万弱の卒業生を送り出しています。大半の卒業生が教育と保育の仕事に就かれています。卒業生の評判はよく、千葉に「敬短あり」と言われています。是非、皆様もこの後に続き社会に貢献して欲しいものです。お陰様で皆さんの努力のもと今年の就職率は昨年度に続き100%です。よく頑張りました。皆さんの高い志と努力にエールを送りたいと思います。
 二年間にわたって皆さんの勉学と生活を支え、励まされてこられた保護者の方々に対しても深く敬意を表します。卒業生の皆様、この人生の節目に、お世話になった方々へ素直な感謝の気持ちを伝えていただきたい、と思います。

 さて、皆さんは二年前、夢と希望を持って本学に入学したことでしょう。「敬短」の入試広報のキャッチコピーを覚えていますか。「小さな失敗を重ねた人を求めます」です。失敗から学ぶことは多くあります。人生はすべてがうまくいくとは限りません。なかなか思いどおりにはいかないのです。どこかで妥協しながら折り合いをつけて乗り越えていきます。失敗を重ねることで、次の過ちを繰り返さない工夫が生まれます。生活の知恵が身に付きます。
 ヤクルトの監督であった野村克也氏は、次の言葉を残しています。「失敗と書いて成長と読む」です。含蓄のある言葉です。彼に教わった選手たちは、それぞれが大成し、野村監督のチームは「野村再生工場」と呼ばれていました。失敗は成功の母なのです。失敗を恐れずチャレンジしてほしいものです。

 本学の建学の精神は、「天を敬い、人を愛す」の敬天愛人です。これは本学園の創設者長戸路政司先生が尊敬した西郷隆盛が好んだ哲学です。
 「天を敬い、人を愛す」は私流に解釈すれば、自然の美しさや厳しさを体験し、世間の人々の優しさと心の広さに敬意を払い、人を好きになり、人のために、世のためになる仕事をしましょう、となります。その西郷隆盛は、二度の島流しに遭いました。それだけでなく錦江湾に入水自殺をしながらも一命を取り留めます。そして、高い志を抱き明治維新を成し遂げました。打たれ強いのです。へこたれない精神を持ち新しい時代の基礎を築きました。
 皆さんは,こうした哲学を持った本学で研鑽を積まれ、晴れて卒業します。これからは、本学で身に付けた教養と識見を基に、価値ある教育と保育の仕事に情熱を注ぐことを期待します。
 しかし、これからの人生は順風満帆ではありません。きっと山あり谷ありでしょう。そのときは西郷隆盛の二度の島流しを思い出してください。人生は七転び八起きです。臥薪嘗胆です。そして、「明けない夜はない」のです。

 終わりにあたり、天台宗のお坊さんの言葉をはなむけとしてお送りします。

  失敗して利口になる
 挫折して強くなる 
 人生において無駄はない

 それでは、皆さんの前途が明るく、幸多からんことを祈念して式辞とします。

令和2年3月20日

千葉敬愛短期大学学長 明 石 要 一