お知らせ

令和2年度入学式【動画】

174名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。保護者の皆様おめでとうございます。本来であれば、桜咲く構内での入学式を行う予定ではありましたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、中止することになりました。

つきましては、学長 明石要一のメッセージを動画でお届けいたします。ぜひご覧ください。

式 辞

 新入生174名の皆さん ご入学おめでとうございます。今回はこのような変則的なお迎えで申し訳なく思っています。
 敵が見えないコロナウイルスに対して、欧米のトップリーダーたちは戦争状態と言っています。私たちもコロナウイルスを正しく恐れていきましょう。

 さて、私たち教職員及び在学生は皆さんの入学を心待ちにしておりました。皆さんは今日から立派な千葉敬愛短期大学の学生です。心から歓迎いたします。
 本学は昭和25年の創設以来、「敬天愛人」を建学の精神に掲げ、千葉県下に多くの教育者、保育者を輩出し、今年で70周年を迎えます。お陰様で、地域社会の皆様から「教育と保育」の「敬短」と称され、高い評価と信頼をいただいております。
 本学は天を敬い人を愛するという立派な建学の精神を掲げていますが、これは西郷隆盛の座右の銘です。それを本学の創設者であります長戸路政司先生が共鳴し、教育の基礎・基本においたのです。非常にユニークで他の大学に見られない崇高な哲学です。「敬愛」の名前はこの敬天愛人の 敬うと愛する の二文字を採ったものです。

 これから、新入生の皆様に二つの話をいたします。

 一つは、大学の学びは高校時代の学びから大きく変わってくる、ということです。これまでは、授業中の黒板の字をそのままノートに写していたと思います。大学では、写すのではなく、ノートをとる方法に転換してほしいのです。必要な箇所だけをメモするのです。取捨選択をしっかりしてほしいのです。そうすることで何が大切なことなのか、わかるようになります。得意な教科は山が張れたと思います。試験勉強では、暗記したりマーカーを引いたりするまじめな「コツコツ型」も大切ですが、試験に出る箇所に山を張る「ポイント学習型」に切り替えてほしいのです。「コツコツ型」はよいのですが、弱点はマーカーを引くことで「覚えたつもり、勉強したつもり」に陥る、ことです。すぐには難しいのですが、学習観を変えて山張りをし、友達と的中率を競ってください。次第に的中率が高くなり学力が高まります。きっと実力がつきます。  

 二つ目は、学びの後に「問い」を作ることをお奨めします。問題意識を持ち、なぜそうなのか、どうしなければならないのか、解決への道筋は何か、という疑問を絶えず持ってほしいのです。AIという人工知能は、人間が作った「問い」への解答能力は強いのです。これまでの解答例のビッグデータを駆使して、瞬時に答えを出します。正解が期待できる問いに対して答えきれます。ところが、正解のない「問い」への答えや今何が問題なのか、という「問い」を作るのは苦手なのです。皆さんの多くは子供の教育と保育の仕事に進まれます。この仕事はAIにはできないのです。彼らは、日々に変化する子供の心と体について行けないのです。豊かな未来を持った子供たちへの教育と保育は、問題意識を持ち、疑問を抱き、鋭い「問い」を作れる皆さんしかできないのです。「問い」を作れる人を目指しましょう。
 幸いに千葉敬愛短大学は、勉学の他多くの学校行事があります。皆さんが力を発揮するチャンスはあります。そして、私たち教職員は皆さんの意欲的な気持ちに対応できる資質と姿勢を持っています。ぶつかってみてください。期待します。

 終わりにあたり、ご家族の皆様、私たち教職員は一人一人の学生の良さと可能性を引き出し、すべての学生が充実した学生生活を送ることができるよう努力して参ります。限りないご支援とご協力をお願い申し上げます。言葉整いませんが、これをもちまして式辞といたします。

令和2年4月1日

千葉敬愛短期大学学長 明 石 要 一