お知らせ

令和2年度 卒業証書・学位記授与式

3月20日、令和2年度 卒業証書・学位記授与式を執り行いました。本学では学生の健康第一を考え、 新型コロナウイルス感染防止に配慮をしながら、 卒業生のみの参加で時間を短縮して行いました。

138名の卒業生が本学を巣立っていきました。

卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

 今年も昨年に続きコロナウイルスの関係で、このような変則的な卒業式になりました。授業もオンデマンドの導入で戸惑いがあったかもしれません。学校行事もほとんどが開催できなく、思い出づくりができませんでした。皆さんの期待に十分に応えられなく、残念に思っています。しかし、皆さんの目の輝きと晴れ晴れした姿を見て安心しています。

本日、卒業式を迎え学士号を授与された方は138名です。

 千葉敬愛短期大学は、これまでに2万人弱の卒業生を送り出しています。大半の卒業生が教育と保育の仕事に就かれています。卒業生の評判はよく、千葉に「敬短あり」と言われています。是非皆様もこの後に続き社会に貢献して欲しいものです。お陰様で皆さんの努力のもと今年の就職率は昨年度に続きほぼ100%です。よく頑張りました。皆さんの高い志と努力にエールを送りたいと思います。

 二年間にわたって皆さんの勉学と生活を支え、励まされてこられた保護者の方々に対しても深く敬意を表します。と同時に変則的な卒業式でご出席いただけなく、お子様の晴れ姿を見られないこと、申し訳なく思っています。

 さて、学生の皆さんは二年前、夢と希望を持って本学に入学したことでしょう。「敬短」の入試広報のキャッチコピーを覚えていますか。「小さな失敗を重ねた人を求めます」です。失敗は教えることができません。しかし、失敗から学ぶことは多くあります。人生はすべてがうまくいくとは限りません。なかなか思いどおりにはいかないのです。どこかで妥協しながら、折り合いをつけて乗り越えていきます。失敗を重ねることで、次の過ちを繰り返さない工夫が生まれます。知識でなく生活の知恵が身に付きます。楽天イーグルの元監督野村克也さんは「 失敗と書いて成長と読む 」という言葉を選手たちに伝えていました。含蓄のある言葉です。社会人になった時、この言葉を座右の銘にしてほしいものです。失敗を恐れずチャレンジすることを期待します。今、社会はコロナ禍の中、新しい生き方が求められています。コロナウイルスは完全になくすことは無理だ、と言われています。「ウィズ・コロナ」です。コロナとうまく付き合っていく心構えが大切になります。その際、本学の建学の精神が役立つのではないでしょうか。「天を敬い、人を愛す」の敬天愛人です。これはご承知のように本学園の創設者長戸路政司先生が尊敬した西郷隆盛が好んだ哲学です。「天を敬い、人を愛す」は私流に解釈すれば、自然の厳しさや美しさを体験し、世間の人々の優しさと心の広さに敬意を払い、人を好きになり、人のために,世のためになる仕事をしましょう、となります。

今まさに自然の厳しさに直面しています。これに負けてはなりません。厳しさをやわらかく受け止め解決の方策を考えていくのです。偏見や噂に惑わされず、科学的な視点を大切にしてほしいものです。そのためには、何が事実かをはっきりさせなければなりません。エビデンスに基づいた考え方が大切になります。そして失敗を恐れずに、打たれ強い人になってほしいのです。へこたれない精神を持ち新しい時代を切り開くのです。

 本学で研さんを積まれた皆さんは、基礎的な知識と知恵を身に付け、不屈の精神を持って晴れて卒業します。これからは、本学で身に付けた教養と識見を基に、価値ある教育と保育の仕事に情熱を注ぐことを期待します。 しかし、これからの人生は順風満帆ではありません。きっと山あり谷ありでしょう。終わりに当たり、私の好きな天台宗のお坊さんの言葉をはなむけとしてお送りします。

 失敗して利口になる

 挫折して強くなる

 人生において無駄はない

 それでは、皆さんの前途が明るく、幸多からんことを祈念して式辞とします。

令和3年3月20日

千葉敬愛短期大学学長 明 石 要 一