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建学の精神

FOUNDING SPIRIT

天を敬い、人を愛す 敬天愛人

本学は「敬天愛人」を建学の精神として掲げる全国でただひとつの学園。
教育者にふさわしい人間性の陶冶を目指しています。


建学の精神敬天愛人
敬天愛人建学の精神
南州唱えて我等に迫れり
豪気堂々天地を貫く
永遠の校風我等築かむ
学校創立者 
長戸路 政司
南州翁遺訓
道は天地自然のものにして人は
これを行ふものなれば、天を敬するを目的とす。
天は人も我れも同一に愛し給ふゆえ、
我れを愛する心をもって、人を愛するなり。
師弟の敬愛
この幾百の女子生徒、この幾百の男子生徒、
これ皆偉大なる魂の持主である。
吾人はこの点を衷心より敬せねばならぬ、
愛さねばならぬ。
わが校は生徒の全人格、生徒の魂を
敬愛する点において、天下第一等たらんことを
希望し、主張し、期待している。
長戸路政司『敬天愛人』より

ユニークな快い響きの「敬天愛人」

わが学園の建学の精神は、全国でただ一つの、簡潔で親しみ深い「敬天愛人」です。「敬愛」という校名は、この言葉に由来しています。創立以来ほぼ80年、私たちは限りない誇りをもって「敬天愛人」の旗を一貫して高く掲げてきました。
この「敬天愛人」という言葉は、明治維新の立役者・西郷南洲が唱道し、わが学園の設立者・長戸路政司先生が、そこに教育の源点を見出して、これを建学の精神に据えました。

天地とともに生きる人間としての生き方

西郷南洲の唱えた「敬天愛人」の思想を要約しますと、「天地自然という大宇宙の営みによって生み出された人間には、人間として生きるべき道がある。それは単純明快な生き方で、天地の間にこの命を生み出し育んでくれた天を敬い、自分と同じく、天によって生かされ生きている人々に、無限の愛を寄せることである」というものです。

天から与えられた人間の尊厳性と無限の可能性に着目

学園の創立者は、この「敬天愛人」の思想を教育的に捉え直し、「天地自然によって生み出され、生かされ生きていくものは、一人の例外もなく、誰もが天から与えられた人間の尊厳性と、人間として成長する無限の可能性を秘めている。これを最大限に伸ばして実現化されることこそ教育の基本である」としました。
こういう立場から、教育するものが教育される側の学生・生徒・園児の一人一人を、心底から「敬愛する」という、恐らく全国でも例のない校風が確立されました。

21世紀にますます輝きを増す「敬天愛人」

21世紀は「宇宙・生命・人間の時代」、あるいは「心の時代」とも言われます。
「敬天愛人」はまさに21世紀の宇宙的規模の人間の尊厳性を、そして大宇宙のもと、人間相互の一体感・融合感を基にした人間愛・人類愛を標榜するものです。
この建学の精神のもとで学ぶ皆さんと、天地とともに人間として生きる雄大な希望と、この上ない安らぎが約束されるものと確信しております。