「敬愛スタートアップゼミ」は、保育の楽しさと面白さを実感し、人とつながる大切さを学ぶ1年次の演習形式の授業です。1年生160名が、千葉市や佐倉市、市川市等の全14箇所に分かれて園でのあそび体験を2回行います。5月29日(水)に、佐倉市にある認定こども園佐倉城南幼稚園には17名が訪問し、現場での体験を通して子どもへの理解を深めました。
最初は少し緊張していた学生たちでしたが、子どもたちから次々に遊びに誘われ、すぐに自然と雰囲気に馴染むことができたようです。緑の豊かな広々とした園庭で子どもたちと一緒に駆けまわり、遊具で遊ぶ姿が見られました。
井出渉園長への質問の時間では、子どもたちへの接し方や保護者との関わり方、絵本の活用などについて次々に質問が挙がりました。井出園長からは、子どもも大人と変わりのない尊重するべき人格を持っていること、専門家としての意見よりも寄り添う気持ちで保護者と接することの大切さなどを教えていただきました。古くから親しまれている絵本の活用や他の園にも訪問して自分に合う園を探してみることなど、貴重な示唆も与えていただきました。
敬愛短期大学では、体験活動を通して得られる学生一人ひとりの気づきや課題の発見を大切にしており、このような授業を1年次から積極的に導入しています。「敬愛スタートアップゼミ」の後半では、体験活動の報告会を行います。どのような成果が報告されるか期待しましょう。
報告:吉村、IR・広報室