幼稚園や保育所で働くためには、子どもたちの発達に合わせた言葉の選択と表現が欠かせません。「子どもと言葉」(授業担当:小熊特任講師)では、子どもの言葉の発達について学び、将来の保育実践につながる力を身につけていきます。
今回の授業では、学生が実際に絵本の読み聞かせを行いました。グループでの練習と準備を通じて、「どうやって子どもに伝えるか」「どんな声のトーンが伝わりやすいか」といったことを考えながら実践に取り組みました。


実践前のポイントチェック!
読み聞かせの前には、子どもの前で読むことを想定した細やかな準備が求められます。授業内で確認されたポイントは以下の通りです。
- 座る位置や姿勢、視線の向け方:子どもの目線を意識し、集中して聞ける環境・雰囲気をつくる。
- 絵本の持ち方:ページが見やすいように工夫する。
- 声の出し方:ストーリーによって声の大きさや読むスピード、抑揚を考える。
- 始まりと終わりのあいさつ:導入と締めくくりを大切に。

「子どもと言葉」の授業では、ただ知識を学ぶだけではなく、実際に体を動かして「やってみる」ことを大切にしています。講義と実践を組み合わせた学びを通じて、学生は子どもの発達に合った言葉の使い方や伝え方を体験を通して身につけていきます。
さらに、今後の授業では絵本をもとにした“劇ごっこ”や、自作の絵本づくりにもチャレンジ予定です。子どもたちの世界に寄り添う言葉の力を実践の中で磨いていきます。

