保育者として社会に出ていくためには、仕事の内容だけでなく、自分自身の考え方や将来の方向性を理解しておくことが大切です。1年生を対象とした「キャリアデザインⅠ」の授業では、自己理解を深めるとともに、教育・保育の現場について具体的に学び、社会人としての基礎を身につけることを目的としています。
現場の声から学ぶ保育の仕事
今回の授業では、千葉市の担当者の協力のもと、公立保育者や千葉市の取り組みについての説明が行われました。本学と千葉市は、子どもや子育て環境の向上を目指し、相互連携協定を締結しています。こうした連携により、地域と結びついた実践的な学びが実現しています。
また、本学の卒業生であり、現在保育者として働くY先生から、実際の仕事内容ややりがいについて話がありました。


現場で支えとなる「メンター制度」
千葉市の公立保育所では、新任保育士一人ひとりに先輩がつく「メンター制度」が導入されています。講師のY先生も、入職当初は子どもが話を聞いてくれないといった場面に直面し、思うように関われず悩むことがあったといいます。
そうした中で、メンターの先生が毎日時間を取り、子どもへの関わり方について具体的にアドバイスを行うなど、日々の支えとなっていたことが紹介されました。
また、2年目以降も「できるようになったこと」を認めてもらえたことで、自信につながっていったというエピソードも語られ、保育の現場での成長のプロセスが具体的に伝えられました。

就職活動に向けた経験談
授業では、学生からの質問に対して、就職活動に関する経験談も共有されました。面接や小論文の対策については、空き時間を活用し、教員の協力を得ながら準備を進めていたことが紹介されました。こうした積み重ねが自信につながったといいます。
また、「どのような保育者になりたいか」という自身の考えを明確にしておくことが、就職活動を進めるうえで大きな支えになったという点も語られました。
保育の仕事を具体的にイメージする
本授業から、保育者として働くイメージを具体的に持つことの重要性が見えてきました。現場での経験や支援体制を知ることで、不安だけでなく、働くことへの前向きなイメージを持つきっかけにもなります。また、自分自身の考えや目標を整理することが、将来の進路選択や就職活動につながる大切なステップであることが示されました。
本学では、こうした授業を通して、学生一人ひとりが将来を見据えながら主体的にキャリアを考えていく力を育てています。