今年度で、保育共同研究会も 3 年目となります。第 1 回、第 2 回(2022 年)の研究会では、共通の課題として「気になる子どもとその保護者への対応」があることを確認しました。第 3 回(2023 年)では、共通課題である「気になる子ども」の捉えなおしを目的に据え、愛隣幼稚園(千葉市)の木下勝世先生と鈴木由歌先生に小講演と関連する保育実践を紹介していただきました。また、ダイアローグセッションとして、参加者の「気になる子ども」への視点や経験について対話的に、その構造をとらえる取り組みを行ないました。その中では、「園の方針や環境によって、対応の仕方が異なること」、「園全体で、気になる子どもの生活や遊びを保障していく体制が重要であること」等を、参加者の共通認識とすることができました。
今年度は、さらにそこから「『気になる子ども』への個別的-全体的アプローチ」、「『気になる子ども』との関わりによる子育て支援」について考えてみたいと思います。
イベント概要
- 本学の卒業生(若手保育者)に依頼し、卒業後に直面する保育者としての課題について、実践発表を行っていただき、保育における課題を共有していく
- 保育環境の構成に関する最新の情報を確認し、参加者が相互に理解を深める
- 保育者間で、保育実践の情報共有を行ない、「気になる子ども」へのアプローチの多様化につなげていく
実施概要
- テーマ:「気になる子どもへの個別的-対話的アプローチ」
- 日程:2024年8月24日(土)
- 時間:13:00〜15:00(15:00〜15:30 情報交換会)
- 場所:敬愛短期大学 稲毛キャンパス 1号館
申し込み
プログラム
時間 | 内 容 |
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12:30 | 案内(1号館エレベーター前) 受付 食堂入り口 名札カード、資料配 |
13:00 | 開会 1)総合子ども学研究所所長挨拶 2)吉村副学長挨拶 ①参加者自己紹介(氏名、所属、役職、担当年齢など) 1)研究所メンバー 2)参加者 ②趣旨・目的説明 3)資料と会の流れの確認 |
13:10 | 「保育の先進的取り組みについて~地域に開かれた保育の場つくり~」 安川裕樹先生 (千成幼稚園理事長、NPOせんなり村代表) |
13:40 | 1)実践活動報告 情報提供:「保育施設と児童発達支援施設との連携」 細井このみさん(こどもの森星川こども園 主任保育士)2017年3月卒業 星川こども園http://kodomonomori.co.jp/hs/ (昨年より児童発達支援施設を併設) 2)ダイアローグ・セッション ①各参加者の保育状況、環境の紹介 ②今年度の保育の取り組み ③保育の中での課題や悩み ※「5~10分の発表。もしよろしければ、資料の持参も事前に依頼(可能な範囲で。無し でも可)」「その後は、雑談形式で進行」 3)コメント 研究所所員(各自の研究視点から) |
14:55 | 今後の参加条件(時間、場所、内容など)の確認 ※「アンケート用紙に記入」 |
15:00 ~ 15:30 | 情報交換会+卒業生交流会 協賛:敬愛短期大学校友会 (軽食、スナック等の提供) |