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敬愛短期大学と千葉市が相互連携協定を締結 ――保育人材の育成と「こどもまんなか社会」の実現に向けて

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12/24(水)、敬愛短期大学は千葉市と相互連携協定を締結しました。締結式は千葉市役所で開かれ、神谷 俊一千葉市長と、学校法人千葉敬愛学園の三幣 利夫理事長、中山 幸夫敬愛短期大学学長、吉村 真理子副学長、大野 雄子学生部長が出席しました。

この協定は、敬愛短期大学が2024年4月に稲毛キャンパス(千葉市)へ移転したことをきっかけに、千葉市と敬愛短期大学が相互に人的資源や専門性を活用し、地域の子ども・子育て環境の向上を図り、「こどもまんなか社会」の実現に向け締結されました。

 

協定の締結に先立ち、敬愛短期大学と千葉市は、いくつかの取り組みを実証プロジェクトとして進めてきました。

千葉市の公立保育所では、学生たちの実習として「遊び体験」や「劇遊び」、「絵本コンシェルジュ」などの授業や体験活動を実施し、延べ346名の学生が参加しました。学生にとっては、授業で学んだ知識を実際の保育現場で生かす機会となり、実践的な学びにつながりました。

また、千葉市職員による公立保育所の就職説明やキャリアについての話を聞く機会も設けられ、学生たちは市内の保育現場への理解を深めることができました。

さらに、敬愛短期大学の教員が公立保育所職員向けの研修講師を務め、保育の考え方や具体的な関わり方について共有しました。参加した職員からは、「現場に役立つ内容だった」「学びの多い時間だった」といったお声が寄せられています。

絵本コンシェルジュの活動
劇遊びプロジェクトの様子

締結式では、神谷市長が「国や自治体が『こどもまんなか社会』の実現に向けて取り組む中で、保育の質の向上や、保育者の負担を軽くしていくことが重要な課題になっている」と述べました。

千葉市では、「子育てと仕事が両立できる環境づくり」を子育て支援の柱とし、「待機児童ゼロ」を毎年実現することを目標にしています。そのためには、市内で働く保育者の存在が欠かせないとし、「敬愛短期大学との連携をさらに深め、千葉市の子どもたちの将来を支える保育人材を育てていきたい」と期待を寄せました。

また、「今回の協定は、市が目指す『こどもまんなか社会』の方向性と完全に一致するものであり、敬愛短期大学の専門性や知見が、市の取り組みを力強く支えてくれるものになる」と述べました。

三幣理事長は、「千葉市との長い歴史を大切にしながら、再び稲毛の地で保育者の育成に取り組めることをうれしく思う」と述べ、「地域の子どもたちが元気に育つ環境づくりに、これからも力を尽くしていきたい」と語りました。

挨拶する神谷市長
協定書にサインする三幣理事長

今後は、保育人材の育成や確保、保育の質の向上、子育てを通じた地域との交流などを柱に、連携を続けていく予定です。これまでの取り組みを生かしながら、千葉市とともに、子育てしやすい地域づくりを進めていきます。

敬愛短期大学はこれからも、地域に根ざした学びと実践を大切にし、社会に貢献していきます。