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敬愛短期大学 校友会 Keiai Alumni Association

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令和6年度卒業式が行われました。

3月23日(日)敬愛短期大学令和6年卒業式が行われました。本年度の卒業生は,佐倉キャンパス最後の入学生であり,稲毛キャンパス最初の卒業生になります。また,校名変更後,敬愛短期大学最初の卒業生でもあります。
稲毛にキャンパスが移転し,従来とは違った環境の中で勉学に励み,これからの敬愛短大のキャンパスライフスタイルの礎を作ってくれました。
キャンパス内の辛夷の花や早咲きの桜が116名の卒業生みなさんの門出をお祝いするように春の空に微笑むように花開いていました。
校友会を代表して片山会長から,励ましの祝辞が贈られました。

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ただいまご紹介いただきました、校友会会長片山でございます。
百十六名の卒業生の皆様、ご卒業おめでとうございます。本日の卒業式は皆様にとっては、これから始まる社会人生活への希望にあふれた意義深いものとなりましょう。
皆様はコロナ禍が収束した年に佐倉キャンパスに入学し、様々な活動を復活させた学びの日々を経験されました。そして二年生になった令和6年度は敬愛短期大学が稲毛キャンパスに移転し、敬愛学園の新校舎で学ぶという大変貴重な経験をされました。このことは、今後の人生の様々な場面において必ず生きるものと信じております。
さて、敬愛短期大学校友会は、設立から三十三周年を過ぎました。これまで大学の行事に参加して、学生の皆様との交流を深めるべく取り組んでまいりました。昨年秋の敬愛フェスティバルの皆様の活躍の姿は私の記憶にしっかりと刻まれております。諸先生方のご指導を生かしたそれぞれの展示や発表は、胸を打つものでした。そこには皆様が力を合わせてことを成し遂げる人間性がにじみ出ていました。まさに敬天愛人の理念を実践しているように思えました。
本日の卒業をもって校友会正会員となる皆様が、新幹事の清水さんと佐貫さんのリーダーシップのもとにおおいにご活躍いただけますように、期待しております。校友会の活動はこれからも続けて参りますので、皆様のお力を是非発揮していただけますようにお願いいたします。
本日卒業のお祝いに校友会からクオカードを差し上げます。その中に、校友会報や行事のお知らせをLINEでお届け出来るようにQRコードが入っております。時代はデジタルの活用へと大きく変わっております。文字通りクイックレスポンスで、今日中にLINEをつないでください。最新の情報をタイムリーにお届けいたします。どうぞご期待ください。
これから新しい人生を踏み出す皆様に、私から提案が有ります。それは「想像力をきたえる」ということです。私は五十二年前の今日、卒業式を迎え、4月から定年退職するまで、小学校教員として勤務しました。二年間の学びだけでは、わからないことや知らないことなど山ほどありましたが、それらを切り抜けられたのは、教えをベースにしつつも、想像力を総動員して取り組んできたからだと思っています。人の気持ちのように目には見えないものを理解する力も想像力です。皆様の多くの方が、子どもと関わる仕事に就かれますが、いつも温かな笑顔で子どもの心を想像しながら話す人になってくださいね。さらに家庭環境にも関心をもち、保護者の皆様とも心を通わせていただければありがたいと思います。きっと信頼されると思います。
これからの世界がどのように変わって行こうとも、変わる価値と変わらない価値とを見抜く想像力を鍛えながら、「敬天愛人」の教えを支えに頑張ってまいりましょう。どんな多様性と向き合っても、一人一人を理解する力が湧いてくるはずです。校友会は、皆さんを心から応援しております。どうぞ、心身共に健康な日々を送ってください。
本日ご臨席の保護者の皆様、誠におめでとうございます。喜びはひとしおでしょう。今後も心の支えとなってくださり、社会人としての日々を校友会と共に応援して参りましょう。
結びに、敬愛短期大学学長中山幸夫先生はじめ、諸先生方の深い愛情とたゆまぬ御労苦に感謝するとともに、ますますのご発展を御祈念申し上げまして、お祝いの言葉と致します。
令和7年3月23日
敬愛短期大学校友会会長   片山喜久子