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千葉敬愛短期大学 校友会 Keiai Alumni Association

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「令和4年度千葉敬愛短期大学卒業式が挙行されました。」

3月20日月曜日,令和4年度千葉敬愛短期大学卒業証書・学位記授与式が挙行されました。暖かな春の陽射しに応えるかのように咲いた桜に見送られ,学び舎を巣立っていく皆さんに片山会長から「餞(はなむけ)の言葉」が贈られました。

(会長の式辞は以下の通りです。)

ただいまご紹介いただきました、校友会会長片山でございます。

119名の卒業生の皆様、ご卒業おめでとうございます。これから始まる社会人生活への意欲と希望にあふれていることと思います。

皆様はコロナ禍で入学し、コロナ禍収束の兆しがやっと見えてきた中で卒業するという様々な制約の中での学びの日々は、共有できる活動が限られたものになったかもしれません。だからこそ、一つ一つが貴重でかけがえのないものになっているのではないでしょうか。これらの経験は、今後の人生において必ず生きるものと信じております。

さて、千葉敬愛短期大學校友会は、設立から31周年を過ぎました。これまで大学の行事に参加して、学生の皆様との交流を深めるべく、総力を挙げて取り組んでまいりましたが、コロナ禍のため皆様とはふれあいの機会はあまり持てませんでした。でも、昨年秋の敬愛フェスタの活躍の姿は私の記憶にしっかりと刻まれております。担任の先生始め諸先生方のご指導を生かしたそれぞれの展示や発表は、胸を打つものばかりでした。そこに皆様のパワーと力を合わせてことを成し遂げる人間性を見て、まさに敬天愛人を実践しているように思えました。

本日の卒業をもって校友会正会員となる皆様が、皆様の代表として幹事をお引き受けいただいた、高橋さんと猿田さんのリーダーシップのもとにおおいにご活躍いただけますように、期待しております。

本日卒業のお祝いに校友会からクオカードを差し上げます。ささやかですが有効にお使いいただければ幸いです。その中に、LINEで校友会報や行事のお知らせをお届け出来るようにQRコードが入っております。時代はアナログからデジタルの活用へと大きく変わっております。文字通りクイックレスポンスで、今日中にLINEをつないでください。最新の情報をタイムリーにお届けいたします。どうぞご期待ください。

これから新しい人生を踏み出す皆様に、私から提案が有ります。それは「想像力をきたえる」ということです。私はちょうど五十年前の今日、卒業式を迎え、4月から定年退職するまで、小学校教員として勤務しました。2年間の学びだけでは、わからないことや知らないことなど山ほどありましたが、それらを切り抜けられたのは、教えをベースにしつつも、想像力を総動員して取り組んできたからだと思っています。人の気持ちなど見えないものを理解する力も想像力です。これまでのマスクを着けた日々は、素顔を想像しながら会話をし、ふとしたきっかけでマスクを外した時に新鮮な思いで素顔を確認したでしょう。皆様の多くの方が、子どもと関わる仕事に就かれますが、いつも温かな笑顔で子どもの心を想像しながら話す人になってくださいね。さらに家庭環境にも関心をもち、保護者の皆様とも心を通わせていただければありがたいと思います。きっと保護者を助けることと思います。

コロナウイルスと戦ってきた私たちは、これから世界がどのように変わって行こうとも、変わる価値と変わらない価値とを見抜く想像力を鍛えながら、「敬天愛人」の教えを支えに頑張ってまいりましょう。校友会は、皆さんを心から応援しております。どうぞ、心身共に健康な日々を送ってください。

本日ご臨席の保護者の皆様、誠におめでとうございます。ご立派な姿で卒業されるお子達をご覧になり、喜びはひとしおでしょう。成人されているとは申せ、これからも心の支えとなってくださり、社会人としての日々を校友会と共に応援して参りましょう。

結びに、千葉敬愛短期大学学長明石要一先生はじめ、諸先生方の深い愛情とたゆまぬ御労苦に感謝するとともに、ますますのご発展を御祈念申し上げまして、お祝いの言葉と致します。

令和5年3月20日

  千葉敬愛短期大学校友会会長   片山喜久子