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敬愛短期大学 校友会 Keiai Alumni Association

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「令和5年度千葉敬愛短期大学卒業式が挙行されました。」

 

4月1日土曜日,満開の桜に迎えられ129名の新入生が千葉敬愛短期大学の門をくぐりました。新型コロナの影響で縮小されていた入学式の内容が,今年度からコロナ前に戻りました。

佐倉キャンパスで迎える最後の新入生に片山会長から祝辞が贈られました。

片山会長の祝辞は以下の通りです。

ただいまご紹介いただきました、千葉敬愛短期大学校友会会長片山でございます。一言お祝いを申し上げます。

やわらかな春の風に乗って桜が舞う今日の佳き日、百二十九名の入学生の皆様、ご入学おめでとうございます。今日から二年間、ご自分の目標達成に向けて意欲に燃えていらっしゃることでしょうね。私は三年ぶりにマスク無しでご挨拶をしておりますが、皆様の一人お一人のきらりと輝く瞳からその決意が伝わってまいります。そしてご家族の皆様、本日はまことにおめでとうございます。

さて、ここで校友会についてご説明いたしましょう。千葉敬愛短期大学校友会は、令和三年に設立三十周年を迎えました。母校の発展に役立つことを目的とした様々な活動をすすめて参りましたが、令和二年から始まった新型コロナウイルス感染症のために、多くの行事が制限されてきました。それまでは大学の行事に参加して、在学生の皆さんとの交流を深める取り組みを充実させてまいりました。地域の子どもたちや大人もたくさん参加する敬愛フェスタでは、ストラックアウトのコーナーを作り、たいへん盛り上がりましたし、合唱コンクールやビンゴ大会、ダンス大会には校友会から特別賞を贈呈しました。また後夜祭の、打ち上げ花火にも協力し、次々に打ち上げられる華やかな花火の感動を共有しました。こうした活動は地域にもお馴染みになっておりましたし、この山王地区に愛される敬愛短大となっています。この令和五年はどこまで復活できるか不安もありますが、とても楽しみでもあります。しかも、この佐倉山王キャンパスでの学びが今年で最後となりますから歴史の証人として、日々の経験を一つ一つ心に刻みながら頑張ってください。

私たち校友会は生き生きと活躍する学生の皆さんの姿から、元気を頂いてきました。本日入学された皆さんは、この校友会の準会員となります。卒業と同時に正会員となりますから、これからの二年間、様々な場面で校友会とのふれあいを楽しんで頂きたいと思います。コロナ禍の不安の中での経験をポジティブに捉え、平常時では学べない緊急事態の対応を身に着けたことを生かして、できることをできるときにやれる幸せを自覚しながら学生生活を送りましょう。

さて、私は、五十二年前に当時稲毛キャンパスにあった本学に入学し、卒業後、千葉市の小学校の現場で定年まで勤務しました。今振り返ってみますと、この敬愛短期大学で学んだことが、私の教育活動を支える信念として最後まで生きておりました。先生方のきめ細かなご指導は、どこの大学にも負けません。私は本学で学んだことを誇りに思っております。

千葉敬愛短期大学の先生方は、子どもの指導に当たる人材を育てるうえで、学生の未来に責任を持って指導に当たってくださっていると言えると思います。また、本学の建学の精神である「敬天愛人」についてもこれからの二年間で理解を深めてください。この言葉をこよなく愛した西郷隆盛が書いた「一声の仁」という漢詩の中に、「文を学びて主なければ、痴人に等し」とあります。どんなに学問を積んでもそれを自分の考えをもって実践しなければただの愚か者に過ぎないということです。どうぞ、日々学んだことを自分の力となるように想像力を膨らませながら実践経験を積みあげてください。

千葉敬愛短期大学校友会は、皆様の学びを心から応援し、活躍をご期待申し上げます。

結びに、千葉敬愛短期大学学長中山幸夫先生はじめ、諸先生方、今後とも厳しくも温かいご指導をお願いするとともに、本学のますますのご発展を祈念申し上げまして、祝辞と致します。

令和五年四月一日

千葉敬愛短期大学校友会会長

片山喜久子