2024.3.26
佐倉キャンパス最後の卒業式
3月20日水曜日に佐倉キャンパスでの最後の卒業式が行われました。
佐倉市長,明石要一前学長,伊藤勝博元学長,それに学園関係者を来賓に迎え,130名の卒業生の門出を祝いました。
式終了後,佐倉キャンパスとお別れの会が行われました。キャンパスでの思い出を共有しあえる,素敵な会になりました。
片山会長は,先の通しをつけにくい社会で,千葉敬愛短期大学で学んだことをベースに想像力を働かせて,困難に立ち向かうようエールを送りました。
片山会長の式辞は以下の通りです。
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ただいまご紹介いただきました、校友会会長片山でございます。
百三十名の卒業生の皆様、ご卒業おめでとうございます。本日の卒業式はここ佐倉キャンパス最後の記念となるものです。皆様にとっては、これから始まる社会人生活への希望に包まれて、一層思い出深いものとなりましょう。
皆様はコロナ禍で入学し、様々な制約の中での学びの日々を経験されたことは、今後の人生において必ず生きるものと信じております。
さて、千葉敬愛短期大學校友会は、設立から三十二周年を過ぎました。これまで大学の行事に参加して、学生の皆様との交流を深めるべく取り組んでまいりました。昨年秋の敬愛フェスタの活躍の姿は私の記憶にしっかりと刻まれております。諸先生方のご指導を生かしたそれぞれの展示や発表は、胸を打つものばかりでした。そこに皆様の力を合わせてことを成し遂げる人間性を見て、まさに敬天愛人を実践しているように思えました。
本日の卒業をもって校友会正会員となる皆様が、新幹事の多和さんと小林さんのリーダーシップのもとにおおいにご活躍いただけますように、期待しております。千葉敬愛短期大学はここ山王キャンパスから稲毛キャンパスへと移転しますが、校友会の活動はこれまでと変わらず続けて参りますので、皆様のお力を是非発揮していただけますようにお願いいたします。
本日卒業のお祝いに校友会からクオカードを差し上げます。その中に、校友会報や行事のお知らせをLINEでお届け出来るようにQRコードが入っております。時代はデジタルの活用へと大きく変わっております。文字通りクイックレスポンスで、今日中にLINEをつないでください。最新の情報をタイムリーにお届けいたします。どうぞご期待ください。
これから新しい人生を踏み出す皆様に、私から提案が有ります。それは「想像力をきたえる」ということです。私はちょうど五十一年前の今日、卒業式を迎え、4月から定年退職するまで、小学校教員として勤務しました。二年間の学びだけでは、わからないことや知らないことなど山ほどありましたが、それらを切り抜けられたのは、教えをベースにしつつも、想像力を総動員して取り組んできたからだと思っています。人の気持ちのように目には見えないものを理解する力も想像力です。皆様の多くの方が、子どもと関わる仕事に就かれますが、いつも温かな笑顔で子どもの心を想像しながら話す人になってくださいね。さらに家庭環境にも関心をもち、保護者の皆様とも心を通わせていただければありがたいと思います。きっと信頼されると思います。
コロナウイルスと戦ってきた私たちは、これから世界がどのように変わって行こうとも、変わる価値と変わらない価値とを見抜く想像力を鍛えながら、「敬天愛人」の教えを支えに頑張ってまいりましょう。どんな多様性と向き合っても、一人一人を理解する力が湧いてくるはずです。校友会は、皆さんを心から応援しております。どうぞ、心身共に健康な日々を送ってください。
本日ご臨席の保護者の皆様、誠におめでとうございます。ご立派な姿で卒業されるお子様をご覧になり、喜びはひとしおでしょう。今後も心の支えとなってくださり、社会人としての日々を校友会と共に応援して参りましょう。
結びに、千葉敬愛短期大学学長中山幸夫先生はじめ、諸先生方の深い愛情とたゆまぬ御労苦に感謝するとともに、ますますのご発展を御祈念申し上げまして、お祝いの言葉と致します。
令和六年三月二十日
千葉敬愛短期大学校友会会長 片山喜久子
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